小さい頃に住んでいた家を賃貸住宅に建替え PART3 【完成編】


そうして、完成。建物を三分割にした構成によって、その大きさを主張せず、周辺の住宅街の街並みに寄り添っている感じがいい。真ん中の宙に浮いたよ うなブロックが象徴的で、両側の白い部分からはさまれているように見える。だから、「サンドイッチ・アパートメント」と名付けた。真ん中のブロンズ色の部 分が「具」であるわけだ。企画段階では、その名称案については冗談のようなノリもあったけど、こうやって出来上がりを見ると、もうこの名前しか考えられな くなった。

最上階のリビングのシンプルな空間が心地よい。しかし、窓の位置や大きさなどが絶妙に計算されている。

真ん中のフロアはダイニングルームで、すぐ脇のガラスの向こうに浴槽が見える。これで空間の広がりが感じられるし、カーテンなどで仕切ることができるようにもなっている。

宙に浮いた真ん中のブロックは、ロフト付のコンパクトタイプになっている。書斎棚がデザインされていて、そのままワークテーブルとしても使える。

ロフトから見下ろすリビングルーム。柔らかい光の感じがいい。

キッチンはステンレスタイプで実用性が高い造りになっている。AEG社製のIHヒーターがスマートである。

ロフトは畳敷きとなっていて、これは案外珍しいのではないかと思う。小窓のある位置の板間は、書斎のイメージで。天窓は、採光だけでなく、通風にも有効だ。夏場に暑くなりがちなロフトも快適に過ごせるように。

ルーフテラスを専用使用できるようになっている。テラスにはコンセントと水栓も設置した。ここを第二のリビングとして使いこなしてほしい。

外は閑静な住宅街で、それらをやや見下ろすような眺望。 テラスはバーベキューなどやるのに良さそうだけど、あまり騒がないように。

1階部分だけ、床が黒いのは、ここはコンクリートのスケルトン仕上げになっているからで、ハードなイメージを作った。土間っぽい使いこなしを想定している。

郵便受けで特注の白いボックスを作った。屋根が3つ並んだデザインが建物とシンクロしている。さりげなく、SANDWICH APARTMENTの文字を穴あきで表現して、実は夜になるとこれが内部から光が浮かび上がるようになっている。

このボックスはインターホンも組み込まれているし、ガスメーターの目隠しにもなっている。ガスメーターをこのように目立たなくすることは大事だよね。

プランタボックスは、今はまだこんな感じだけど、すぐに緑でいっぱになると思う。

木々や緑を枯れさせないために、タイマー式の自動灌水機を設置した。小規模は賃貸住宅では、日常的な水やり管理は人件費コストが重くなる。かといって、植栽が全くないのでは潤いがなさすぎる。街には緑が必要である。そこで、この装置が役に立つ。

宙に浮いた部分の下が駐車場になっている。なおかつ、車1台分よりも十分なスペースとなっていて、ここが住むひと全員の縁側のような空間になるといいなと空想している。ここにテーブルをおいて何人かで寛いでもいい。

夜になると、「SANDWICH APARTMENT」の文字が浮かび上がってくるようになっている。

>>はじめに PART1【企画編】

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どうすればいいのか分からない

自宅や賃貸アパート、ビルなど建物(不動産)もはじめの頃は問題があまりなかったものの、年が経つごとに次第に悩みが多かれ少なかれ生じてきます。気が付くと問題が山積みになっているというようなこともしばしば見受けられます。特に古い建物になればなるほど、そういった傾向が目立ってきます。

古い建物に共通する問題

  • 経年劣化による不具合の問題

  ……漏水、設備故障、ひび割れ、傾きなど

  • 建てた(買った)時からの時代の変化によるミスマッチ

  ……家族構成・勤務先・収入等の変化、時代遅れの設備・耐震・断熱性能など

  • 建物とともにオーナーも歳をとることでの問題

  ……定年退職、気力の低下、親の相続、自分の相続

ある築年数でこれらの問題が一度に押し寄せるため、「どこから手をつけていいのか分からない」という状況に陥りがちです。しかし、複雑に見えることでも冷静に整理すれば、たいてい不動産に関する問題解決のパターンとして大きく以下の5つが考えられるものです。

<問題解決のパターン>
1. 売る
2. 貸す
3. 建替える
4. 使い続ける
5. 上記の組合せ

AIRYFLOWのコンサルティングでは、これらの選択肢を洗い出すところからスタートし、それらを中立客観的にかつ長期的な視点で比較検討して具体的なアクションまでサポートします。

納得できる解決方法が見つかります