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限界集落の古民家を外国人向けゲストハウスに


叔父が他界して従姉が相続した徳島の田舎にある一軒家をどうしたらいいかという話を聞いて、自分で何とかしてみようと思いました。小さい頃、ここに遊びに来て近くで川遊びなどやった記憶がある思い出の場所でもあります。今は東京で働いていますが、仕事がら比較的自由も効くし、将来的には移住とは言わないまでも、東京との二拠点暮らしくらいは考えてもいいと思っています。 これをいわゆる民泊的に貸したりできないものでしょうか。それには何をやって、何に気をつけたらいいでしょうか。この建物を従姉から借りるのがいいのか、買ってしまうのがいいのか、そういうこともアドバイスしてほしいです。それから、今はそのままでは住めない状態で、だいぶん工事をしないとだめなんだと思いますが、それにはいくらくらいかかるのでしょうか。そもそも、こんな田舎でニーズはあるのでしょうか。特に観光らしいものもないただの田舎です。しいて言えば、何もない良さはあるかもしれません。ここの集落も高齢化をして人口も減って、おそらく周辺ではもう数人しか住民がいない孤立した地域です。もう何年かすれば消滅するのが間違いないような集落です。それでも、ここがなくなってしまうのはとても寂しいので、何とかしたいという想いが強いです。 【物件概要】 場所:徳島県阿波市 土地:340.02㎡ 建物:90.90㎡ 構造:木造平屋建、築76年 用途:住宅、ゲストハウス 現況:空き家 【コンサルティング内容】 最近、民泊の相談が増えています。インバウンドブームのようになっています。それでもまだまだ潜在的なニーズがあると言える面もあり、やり方次第だと考えています。外国人旅行者も国別でみるとまだまだ差があり、ターゲットを定めて差別化をしっかりやることが大事です。国内での競争を考えても、四国はかなり遅れているほうで、その分伸びしろがあると言えるかもしれません。四国の中でも徳島は陸路では関西方面からの玄関口でもあるので、地の利をもっと活かせると思います。また、四国にはお遍路のようなコンテンツもあるので、こういうものは独自性を発揮しやすいと考えます。そういう意味では、「徳島」のみにこだわらず、隣県も含めた広域でとらえて、観光客の動線を考えるのもいいでしょう。 ただし、古民家一軒を宿泊化して得られる収益は、それほど多くもなく、今のお仕事をやめて移住するには、生活費が不足する可能性があります。かといって、仕事の片手間で取り組むには距離のハンディがあるので、代わりに動いてくれるパートナーを探す必要があるでしょう。あるいは、2軒、3軒と複数物件を立ち上げるという戦略もあり得ます。その場合でも、いきなりではなく、プロトタイプでテストマーケティングをやってから様子を見るプロセスをとるなど、そこは慎重に進められることをおすすめします。改修費用も思いのほかかかってしまうこともあるので、その資金調達を早めに段取りしておくことも必要です。それと、親族の方がいろいろ関わるので、その方々が同意なのか、反対はしないのか、その辺りも早めに話をしておくことも大事です。 <実施内容> ・市場調査 ・物件調査、役所調査 ・事業収支計画 ・改修設計のプロデュース ・旅館業法対応 ・運営体制の構築 ・売買契約等のアレンジ

 コンサルティング事例 
どうすればいいのか分からない

自宅や賃貸アパート、ビルなど建物(不動産)もはじめの頃は問題があまりなかったものの、年が経つごとに次第に悩みが多かれ少なかれ生じてきます。気が付くと問題が山積みになっているというようなこともしばしば見受けられます。特に古い建物になればなるほど、そういった傾向が目立ってきます。

古い建物に共通する問題

  • 経年劣化による不具合の問題

  ……漏水、設備故障、ひび割れ、傾きなど

  • 建てた(買った)時からの時代の変化によるミスマッチ

  ……家族構成・勤務先・収入等の変化、時代遅れの設備・耐震・断熱性能など

  • 建物とともにオーナーも歳をとることでの問題

  ……定年退職、気力の低下、親の相続、自分の相続

ある築年数でこれらの問題が一度に押し寄せるため、「どこから手をつけていいのか分からない」という状況に陥りがちです。しかし、複雑に見えることでも冷静に整理すれば、たいてい不動産に関する問題解決のパターンとして大きく以下の5つが考えられるものです。

<問題解決のパターン>
1. 売る
2. 貸す
3. 建替える
4. 使い続ける
5. 上記の組合せ

AIRYFLOWのコンサルティングでは、これらの選択肢を洗い出すところからスタートし、それらを中立客観的にかつ長期的な視点で比較検討して具体的なアクションまでサポートします。

納得できる解決方法が見つかります。
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