カフェか仕事場か?問屋街にあるコワーキングスペース
既存ビルの有効活用として提案したコワーキングスペース(パズル浅草橋)が、11月にオープンした。古くからのテナントが退去となり、ワンフロアまるまる空室となった事務所ビルを何か違った使い方をしてみようということで、広々とした空間を活かしてカフェのように落ち着けるワーキングスペースにリノベーションした。浅草橋は、秋葉原からひと駅という立地ながら、知名度としていまひとつ。「浅草」と勘違いしてやってくる外国人もいるとか。しかし周辺は、老舗の人形店をはじめ、玩具や生活雑貨の問屋街として知る人ぞ知る町で、工場や商店が混在する独特の雰囲気がある。周辺で働く人はどちらかというと「おじさん」が多いが、それに混じって若者が散策している姿も見かける。それは「モノマチ」の影響であろうか、正式名称は「台東モノづくりのマチづくり協会」いう組織で、この浅草橋から御徒町、蔵前あたりをひとつのゾーンとして、様々な活動や交流を仕掛けている。その中心にある「台東デザイナーズビレッジ」が少し有名かもしれない。御徒町のガード下の「2k540」もこのエリアの一画にある。
パズル浅草橋では、様々なスタイルのテーブル・チェアが雑然と並ぶメインスペースのほかに、レンタルキッチンや貸しギャラリースペース、シェアオフィスゾーン、貸会議室などがある。いずれも、このエリアでは数少ない施設で、これらがカフェに入るような気軽さで利用できる。そういった新しい要素を取り入れながら、古くからの問屋の街の延長線として使いこなされればもっと面白くなる。 パズル浅草橋 http://puzzle-scs.jp/akb 台東モノマチ http://monomachi.com/ 台東デザイナーズビレッジ http://designers-village.com/ 2k540 AKI-OKA ARTISAN http://www.jrtk.jp/2k540/
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