祖母の思い出残る銭湯建物を保存して他の用途へ再利用私の祖母が昭和7年に創業した築85年の銭湯ですが、祖母の死去などもあり、2013年に廃業しています。開業当時から必要最低限の手を加え、ほぼ原型を留めたまま現在に至っています。祖母の思い出のある銭湯の建物を別の用途として利用できないか初期から模索していました。地元の町おこしに...
築50年ビルのオーナー住居部分を賃貸収益化して再生これまで1階の工場のテナントとして入居してきましたが、家主の事情により縁があって、このビルの土地と建物を買い取ることとなりました。個人として大きな投資となりますが、会社経営の安定を優先し、決断しました。しかしながら、上の2階分は、元家主が住居として使用してきており、現在は空...
地方の廃業ホテルをシェアハウスやゲストハウスとして再生今度、長野県のとある地方都市の駅中心部付近に建つ築30年を超えるビジネスホテルの土地と建物を買い取ることになりました。すでに8年ほど前に廃業しており、設備や外壁など老朽化していて、まずそのまま使えるのか、あるいは使えるようにするにはどのくらい費用がかかるのかアドバイスをいた...
古い一軒家をシェアハウスに改装住宅と商店が入り混じる街並み 池袋駅から西武線の各駅停車で一駅いったところに椎名町がある。駅前にちょっとした商店街が伸びているが、周辺は住宅街だ。どちらかというと庶民的な感じのする街で、小さめの家々にはさまれてポツンポツンとたばこ屋や寿司屋、銭湯、中華料理店、町工場など...
相続でしばらく住んでいた一軒家を賃貸併用住宅に建替え父が他界し、別居の母親に代わって自宅としてしばらく使っていたが、ひとりで大きな家は持て余していて、もっと有効な使い道がないかを考えていた。その一つが、建物をそのまま利用してグループホームにすることだ。知的は障害をおっているが日常の集団生活に問題がない人に使ってもらうのだ。し...
元銀行ビルを演劇も楽しめるゲストハウスにリノベーションある方を通して、築50年のビル物件をご紹介いただきました。ビルの雰囲気を生かして、ゲストハウスとパフォーマンススタジオとして利用できないかと考えています。物件の評価、契約プロセス、および事業化の可能性と経営戦略などについて、総合的な相談相手としてご助言、ご指導をお願いします...
廃業になった銭湯建物をレストランやショップにコンバージョンすでに8年前に叔父が運営していた銭湯が設備の老朽化で廃業となり、今はその建物を引き継いでいます。借地なので簡単に建て替えるというわけにもいかず、かといって何かに使えるでもなく、ずっとそのままになっています。この建物を何かに有効に活用する方法はないでしょうか。以前、建築士に調...
宿場町の古民家を借り上げてDIYシェアハウスにリノベーション知り合いの実家でとても古い空き家が借り手がいなくて困っているというので見に行ったら、とてもいい雰囲気の古民家だったので、この建物を自分が丸ごと借りて、ちょうどやってみたいと思っていたシェアハウスにしようと考え、交渉したら、いいよということなりました。まず、大家さんとどういう...
相続時に半分が空室だった事務所ビルを再生父親が長年経営してきた事務所ビルが相続となり、親族の所有となったが、ここ数年はビル経営がうまく回っておらず、階のほとんどが空室となっていた。建設時の借入返済も残っており、毎月のキャッシュフローがマイナス状態であった。幸い、都心の立地であり、売却により残債を上回る利益が出せる...
企業の保養所跡の建物を活用してシェアハウスなどに売りに出ていた保養所を購入しました。六甲山の頂上付近にあり、神戸や大阪方面までを見下ろせる絶景と、国立公園らしい緑深い自然の環境が気に入り、このロケーションを活かしてリノベーションをしてシェアハウスなどにしたいと考えています。建物はかなり古く築50年経っていますが、最近まで...
築古の賃貸マンション耐震改修と全住戸スケルトンリノベーション築45年にもなる賃貸マンションで設備もかなり古く、建て替えも考えたのですが、改修してやり直すことに決めました。すでに新しい入居者は入れないで、立退きも進めています。設計会社や工事会社などにもいろいろ検討してもらってはいるのですが、どこに頼むのがいいのかいまひとつ確信が持てな...
親から譲りうけた実家が住みづらくなったので、建て替えかリノベーションか今は夫婦二人で暮らしていますが、築37年と古さが出てきていて、冬に寒い、お風呂が狭いなどの問題があります。家全体は小さくはないのですが、収納スペースの問題なのか、1階と2階の和室がほとんど物置に近い状態になっていて、もったいないなと感じています。もちろん、捨てるものは捨てて...
限界集落の古民家を外国人向けゲストハウスに叔父が他界して従姉が相続した徳島の田舎にある一軒家をどうしたらいいかという話を聞いて、自分で何とかしてみようと思いました。小さい頃、ここに遊びに来て近くで川遊びなどやった記憶がある思い出の場所でもあります。今は東京で働いていますが、仕事がら比較的自由も効くし、将来的には移住...
老舗弁当工場と庭園付き住居との複合的有効活用先代の頃からこの地で商売をずっとやってきていましたが、店舗も工場も別の場所にすでに移っていて、この建物は奥の住居部分に最近まで母が住んでいたのですが、今では空き家になり倉庫代わりに使っている状況で、今後どうしようか悩んでいるところでした。最近では古民家をシェアハウスにするな...
築地市場移転でよかったのか、今さら検証築地市場の移転問題がなかなか決着しない。当初予算では4500億の移転費用だったのが、すでに6000億を超えてしまっている。土壌汚染の安全性は最優先でクリアしなければならない課題だろうが、移転延期による補償や維持費などあらたな問題も出てきていて、納税者としてそっちも気になる。...
カフェか仕事場か?問屋街にあるコワーキングスペース既存ビルの有効活用として提案したコワーキングスペース(パズル浅草橋)が、11月にオープンした。古くからのテナントが退去となり、ワンフロアまるまる空室となった事務所ビルを何か違った使い方をしてみようということで、広々とした空間を活かしてカフェのように落ち着けるワーキングスペー...
鉄筋コンクリート造の建物はファイナンスで寿命100年超えられる築年数の経った建物のコンサルティングをやっていると、必ずと言っていいほど、「そもそもコンクリートの建物は何年もつものなのですか?」というご質問をうける。とても大事な質問だ。街を見渡すと、まだ20~30年ほどしか経っていないような建物でも、次々に取り壊され、また新しい建物が建...
都心から1時間、葉山の一軒家のようなホテルで週末を過ごす最近、新しいタイプの宿が次々にオープンしているが、これもまた面白い。「ザ・キャンバス・ハヤマパーク」は、葉山公園のすぐ近くの細い路地が入り組む閑静な住宅街の中にある。こんなところにホテルが?という立地だが、見た目は完全に一軒家で、板張りの外観の極めてシンプルな「箱」が3つ思...
まるでテーマパークのような重要伝統的建築物群保存地区の大内宿福島会津にある「大内宿」は、茅葺屋根の町並みが見事に保存された国内でも珍しい場所で、まるで時代劇のセットのようだが、セットではなく、実際に江戸時代から街道の宿場町としてあったものだ。もちろん、大河ドラマのロケで使われたりもしている。かつて高度成長期に、建物の近代化の波が押し...
私鉄沿線の商店街に泊まる楽しみ~ゲストハウス「シーナと一平」池袋から西武線で一つめに「椎名町」という駅がある。都内の私鉄沿線、各駅停車の街の典型のような雰囲気で、路地が入り組んだ駅前と、商店街という名のつく通りが何本かある。昭和な建物があちこちに残っていて雰囲気はあるが、地味な印象でもある。それでも、かつて戦前には、芸術家が集まる町...
老舗温泉街「湯河原」に現れた外国人向けゲストハウス的旅館この3月に、外国人が日本の魅力を一度に味わえることをコンセプトにしたユニークな旅館が湯河原にオープンした。最近、不動産の有効活用の企画をしていて、「インバウンド」というキーワードが出てこない日がないくらいになっていて、その最前線の状況を見なければという思いもあって、泊りがけ...
外壁は塗装とタイル貼りとどちらがメンテナンスしやすいか千葉市内のとある賃貸マンションの外壁改修工事が着工となった。これまで3ヶ月ほどかけて、調査、見積りを重ねてきた。外壁改修とひとことで言っても、決して単純なものではなく、計画に思いのほか時間を要した。 発端は、外壁面のタイルが隣地の駐車場に落下したことによるトラブルからだ...
『新建築2月号』に掲載~変わりゆく「作品」の概念建築の専門雑誌『新建築』と言えば、大正14年に創刊の歴史ある建築雑誌で、建築家の作品発表の場として最も一般的なメディアであり、掲載されることが建築家の目標でもある。私が建築学科の学生だった頃、大学図書館でずらりと並んだこの雑誌のバックナンバーを雲の上を見るような気持ちで拝ん...