大家さんの勉強会で投資物件のデューデリジェンスについて話す
いわゆる「サラリーマン大家さん」と言ったり、「兼業大家さん」と言ったり。本業の会社勤めなどしながら、かたわらで(たいていコッソリ)不動産投資を始める人のことをそう呼び、そのライフスタイルはかなり広がってきている。年金問題や高齢化、人口減少などの負の要素からくる将来不安もあっ...
大学教育の問題、建築学科で学ぶこと
近くに住んでいながら、あまり足を運ぶことのなかった母校の大学だが、とあるきっかけで、在学中のサークルの先輩が研究教員をやっていることを初めて知り、その研究室を訪問しに行ってきた。ちょうど、卒業を間近に控えた研究生が二人いて、就職のことなど聞いた。ひとりは文化庁に行って歴史建...
森岡の家、保存問題
浜松、遠州発展の功労者とされる平野家の古屋敷。これまで市の管理の元、一般公開されてきたものが、ここにきて閉鎖され、伐採解体の危機にあるという。こういう話題はどこに行っても尽きないが、残念な結果に終わることが多い。話によると、市はこれを更地にして隣接する文化センターの駐車場に...
リアル出店の進化形、「マイクロリーシング」とは?
浜松で面白い取り組みをやっている若い建築家がいて、詳しく案内してもらった。衰退傾向にある中心市街地の古い雑居ビルをどうやって利用するのがいいのか、デザインだけでなく、そのビジネスモデルまで考えているようだ。よくある事務所利用のパターンとして「シェア」がある。先例として、ひと...
究極のコーポラティブ住宅、経堂の杜
友人が住むコーポラティブ方式で建てられたマンションを見せてもらった。「コーポラティブ方式」とは、一般的な分譲マンションと違って、建物の計画段階から入居者(購入者)を募って、先に住む人を決めてしまう方式だ。それにより自分の部屋のプランや設備などを比較的に自由に注文ができる。一...
葉山のスケルトンハウス
「スケルトン」とは建物の構造体など基本的な部分のみの状態を差し、マンションで言えばコンクリートがむき出しでフローリングや壁紙などが仕上がっていない状態をイメージすると分かりやすい。これに対して「インフィル」はスケルトン以外の仕上げや設備機器などの部分を指す。通常、新築マンシ...
横浜の歴史的建物(旧生糸倉庫)は残せるのか
大変な状況ということで、緊急ミーティングに参加してきた。「旧三井物産横浜支店倉庫」は、歴史的に価値のある建物であるにも関わらず、解体の危機にある。まさしく、所有者の不動産会社が解体工事を着工したタイミングである。時すでに遅しな感じであったが、まだ望みを捨てずに活動されている...
古い一軒家をシェアハウスに改装 PART3 【工事編】
これまでも、自分たちで壁を壊したりの工事をやっては来たが、本物の大工さんたちにお願いして本格的な工事に取り掛かることになったので、神主さんを呼んで、地鎮祭を執り行った。栃木県佐野市の由緒ある賀茂別雷神社からイケメン神職の毛利晴喜さんにわざわざお越しいただき、厳かに、また和や...
古い一軒家をシェアハウスに改装 PART2 【計画編】
壊せる壁や天井はきれいさっぱりなくしてしまったところで、本格的な設計作業に入った。古い建物なので、耐震壁を増やして、安心して暮らせるように計画しつつ、細かいプランチェックを進める。例えば、収納スペースや水回りの使い勝手などだ。通常の賃貸住宅や分譲マンションの設計では、実際に...
古い一軒家をシェアハウスに改装 PART4 【DIY編】
ユウトヴィレッジは「みんなで作る」のがコンセプトだ。入居予定者をはじめ、その友達のまた友達を集めて、壁を塗ったり、床を張ったりをDIY(ディー・アイ・ワイ:Do It Yourself、自分でやること)でする。これまでも、元の壁や天井を壊すのもDIYでやってきた(PART1...