サービス付高齢者住宅は第二の人生のスタンダードとなるか
これまで国土交通省が進める住宅政策と、厚生労働省の福祉政策とで別々に動いていたものを「高齢者の居住の安定確保」について法律が制定され、複数あった高齢者向け住宅の制度が「サービス付高齢者向け住宅」として2011年に一本化された。それからわずか3年余りでサービス付高齢者住宅は5...
戦前に建てられた鎌倉の木造図書館の解体問題
またしても惜しまれながら解体が決まった建物が出てしまった。建物の所有者は鎌倉市で、これまで不登校児相談などの窓口だった教育センターとして使用されてきたが、耐震の問題などを理由に市の分庁舎の増床としての建て替えが昨年12月に議会で可決されたのだ。しかしこの建物は、関東大震災で...
野菜や音楽も 「近所シェア」を目指すシェアハウスが完成
『みんなでつくるシェアハウス』をコンセプトとした「ユウトヴィレッジ南長崎」のお披露目会が行われた。テープカットのセレモニーを皮切りに、餅つき、ミニコンサートと続いた。このようなイベントをこれからも定期的に開催していくのが、まさしくこのユウトヴィレッジだ。お披露目会のために前...
リノベーションスクールでまちづくり
浜松でリノベーションスクールをやるというから行ってきた。リノベーションスクールは、今あるものを活かした(再開発型ではない)民間主導のまちづくりを学ぶイベントだ。参加者は地元の学生や社会人で、実際の課題(低利用不動産)を与えられ、3日間缶詰めになってグループで8分のプレゼンを...
親の実家を片付けて有効活用を考える
埼玉県のとある沿線でプロジェクトがスタートとなった。相続となり、誰も住まなくなった親の実家が、荷物をたくさん残したまま何年もそのままになっているというようなケースは、最近多いのではないだろうか。これまでも少しずつ整理はしてきたが、ただの大きな物置きとなってしまったこの家は、...
既存建物を使い続けていくための諸制度見直し公開研究会
建物保存の勉強会に参加した。惜しまれつつ解体されていく歴史ある建物も、その背景に法規制の問題がある。最新の法律に照らし合わせる場合に、古い建物は作り直すしかないような場合がある。しかし実はその抜け道となる条文がある。建築基準法を適用除外にできるまさに最終兵器だ。一方で規制緩...
昭和の木造家屋をDIYで楽しみながらシェアハウス作り
今度、椎名町でオープン予定のシェアハウス(ユウトヴィレッジ)は、当社でコンサルティングを手掛けているプロジェクトである。ユウトヴィレッジの面白いところは、入居予定の人と一緒に作るというコンセプトだ。さらに先日は、学生さんも手伝いに来て、壁の漆喰塗りをやった。僕も、コンサルタ...
都心の一軒家をAirbnbで世界中からのゲストをもてなす
Airbnb(エア・ビー・アンド・ビー)は、自宅などを宿泊として予約できるサイトを世界190か国で展開しているニュービジネスだ。ありきたりのホテルでなく、その土地の普通の生活や文化に触れられるから、旅の魅力も増すし、安くあがったりもする。また、施設の提供者からの視点で見れば...
隣の解体工事
当社の新宿の事務所の隣の家屋で解体工事が始まった。アパートか何かに建て替わるようだ。ある日突然、地響きのような騒音がはじまって、客先と電話もできない状態になったから、さすがにクレームを入れた。当社で手掛けるプロジェクトでも解体工事などもやるから、多少音が出ることの仕方なさは...